登山日 | 2002-07-21(日) 〜22(月) |
1日目 7月21日(日) 登山する人にとって、あこがれの剱岳登山を数年前から計画しやっと実現した。登山コースは室堂を起点とした、一般的なコースをとった。 富士を朝2時に出発し、扇沢駐車場に5時30分に到着。トロリーバス、ケーブルカー、ロープウエイ、トロリーバスを乗り継いで室堂に9時15分到着。室堂ターミナルは登山者、観光客で賑っている。 登山開始。整備された遊歩道をミクリガ池を見て雷鳥平に向かう。雷鳥沢キャンプ場を過ぎて、本格的な雪渓の登りになる。我慢して登ると、別山乗越に立つ剱御前小舎に着く。ここで昼食を摂り、体力が回復してから剣沢キャンプ場を目指して下る。キャンプ場はテントが並んでおり、剱岳の人気のあることが良く分かる。 剣沢小屋を右に見て、さらに進むと本日の宿泊所である剣山荘に到着。(泊) 2日目 7月22日(月) 夜明けとともに山頂を目指して登山開始。一服剣までは剣山荘から約30分位の行程で、軽い足慣らしといった所ですが、そこから眺める前剣は急峻な登りとスケールの大きい山で、見る者に恐怖と不安を抱かせる迫力がある。 ここが剱岳との錯角をもつ。しかし、そこはあくまでも前剣で本峰はその奥に隠れている。一服剣より前剣に登っていくと、恐怖感と緊張が次第に高まってくる。 前剣を過ぎると、このあたりからクサリ場が出てきて、登山道はいよいよ厳しさを増す。平蔵谷を足元に見てクサリ場を下がり、平蔵のコルを過ぎると登りの最も難関な「カニの縦バイ」となる。慎重に且つ大胆に登らねば通過できない。登る危険より上からの落石の方がより危険である。やがて稜線上に上がり、岩場を登れば剱岳山頂に着く。 頂上はあいにくガスっており展望は良くないが、憧れの山を登頂した満足感と感激を味わった。 下山は気を引き締めて下ろう。基本的にはピストン登山であるが、クサリ場の難所は一部下り専用のルートとなる。いわゆる「カニの横バイ」である。慎重に下り前剣、一服剣と往路を戻り剣山荘に帰ってきた。 一服してから本日の宿泊予定の、立山の内蔵助山荘を目指して剣御前小舎に向かう。小屋から登山道を左に取り、別山経由で、内蔵助山荘を目指す。内蔵助山荘で宿泊手続きを済ませ、本日の予定終了。 |
天候 | 晴れ | |
同行者 | 夫婦 | |
行程(1日目・7月21日) | ||
室堂ターミナル発 | 9:20 | |
雷鳥平 | 9:40 | |
雷鳥沢野営場 | 10:00 | |
剣御前小屋着 | 11:40 | |
剣御前小屋出発 | 12:10 | |
剣沢キャンプ場着 | 12:45 | |
剣沢キャンプ場発 | 13:10 | |
剣山荘着 | 14:10(宿泊) | |
行程(2日目・7月22日) | ||
剣山荘出発 | 4:45 | |
一服剣 | 5:10 | |
前剣 | 6:00 | |
剱岳山頂 | 7:35〜7:55 | |
一服剣 | 10:00 | |
剣山荘着 | 10:20 | |
剣山荘出発 | 11:00 | |
剣御前小屋着 | 12:45 | |
剣御前小屋出発 | 12:55 | |
別山 | 13:30 | |
内蔵助山荘 | 14:35(宿泊) |
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剣山荘から 別山乗越への登山道 |
白馬岳方面を望む | 別山登頂後 内蔵助山荘へ向かう |
剱岳パノラマ |
イワカガミ | アカモノの花 | ツガザクラ | ミヤマキンバイ | シナノキンバイ |
クルマユリ | イワツメクサ | ハクサンフウロ | チングルマ | |
ハクサンイチゲ | タテヤマリンドウ | コバイケイソウ | ショウジョウ バカマ |
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タカネ ヤハズハハコ |
キバナノ コマノツメ |
イワベンケイ | ミヤマオダマキ |
ヨツバシオガマ | ハクサンボウフウ | ミネズオウ |