登山日
|
2013-06-28(金) |
「花の山」,「日本百名山」として有名な早池峰山に登ってきた。この山は、登山者の急増により高山植物の踏み荒らしや、トイレの問題などが問題になっているようだ。特に最も楽に登れる小田越コース・正面(河原坊)コースは、7月上旬の土日、山頂まで登山者の列が続<そうだ。北面の門馬・平津戸コースは交通機関の便がよいにもかかわらず登山者は少ないらしい。
小田越へのバスは平成25年は6月9日〜8月4日の土、日、祝日のみ運行の為、平日登山は車で行くしかない。一般車は河原の坊に駐車場があるが、小田越には無い。幸いにして小田越登山口の少し先に、道路脇が少し広く数台は駐車出来ると知人に聞いたので前の晩そこで車中泊をして次の日に登った。
小田越バス停の目前から、針葉樹のオオシラビソに広葉樹のダケカンバ類の混じる混交林の中を登る。
森林限界を抜け視界が開けて御門□と呼ばれる一合目に着く。ここから蛇紋岩の岩慄にハイマツの混じる高山植物帯になりハヤチネウスユキソウもちらほら見られるようになった。
登山道は滑り易い蛇紋岩の上を縫うように付けられており慎重に登る。また、高山植物保護のため道の両側にロープが張られているので、ガスっていたが登山道が分かりやすかった。五合目を過ぎて傾斜が緩くなり花の写真を取りながら登る。
再び急斜面となり梯子場を過ぎるとまもなく稜線に飛び出す。御田植場と呼ばれる小湿地の本道を通り、コバイケイソウなどのお花畑の中で、門馬方面へ下る道を右に分けると少しで避難小屋や早池峰神社奥宮の建つ山頂に着いた。
北上山地の最高峰だけに展望を期待してきたが、生憎ガスっていて展望はなし。人気の山らしく河原坊から登る人、私ども同様小田越から登る人で山頂は人の切れる時が無い。
下山は蛇紋岩の滑り又、浮石に気をつけて下ってきた。下りも花を見つけては写真撮影。同じ花を沢山撮っても気に入るのはほんの少しである。
駐車場に着き今夜の宿泊地一関に車を走らせた。明日は世界遺産の平泉の中尊寺(ちゅうそんじ)の金色堂、庭園の美しい毛越寺(もうつうじ)、達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)の観光予定である。その後、帰宅。
|